LIMNE 医師コラム
プロフィール
東京ベイ・浦安市川医療センター 神山 潤先生 |
■略歴
・東京医科歯科大学医学部医学科卒業
・東京ベイ・浦安市川医療センターCEO
・日本小児神経学会評議員
・日本臨床神経生理学会評議員
・日本睡眠学会理事
・子どもの早起きをすすめる会発起人。
■主な著書
・睡眠の生理と臨床
・子どもの睡眠
・眠りを奪われた子どもたち
・早起き脳が子どもを伸ばす
・「夜ふかし」の脳科学:子どもの心と体を壊すもの 他
睡眠不足を「美徳」とする現代日本
「日本の睡眠時間は*世界で最も短い」
この恐るべき事実は、われわれ日本人の間でもよく知られています。
しかし、私たちはその短さをまるで「当たり前」のように、さらに「望ましい状態」かのように納得しながら生活しています。
文明や科学が発達し、何事にも「効率」を求めるようになってしまったからでしょうか。
「眠り」さえも効率化しようと追い求めた結果、今の私たちにとって「睡眠」は、”優先的に削るべき対象”となってしまったように感じます。
しかし、そもそもヒトの身体は「自然」そのものです。
創意工夫だけで睡眠を効率化できるほど、ヒトの身体は容易くできてはいないのです。
短時間睡眠を自慢し、あなた自身は「大丈夫」と思っていても、身体はいずれ反乱を起こし、仕事や家事、生活そのものに影響が及びます。
日本において、睡眠不足に伴う年間の経済損失は著しく、世界的に見ても突出していると言えるでしょう。
私は、このような「睡眠不足を美徳とする現代日本」に警鐘を鳴らします。
まずは、「寝ないと心身にダメージが及んでしまう」という当たり前のことを、ぜひとも、一度改めて思い出していただきたいと心から願います。
【注釈】
*OECD(経済協力開発機構)が2018年に発表した加盟30ヵ国においてワースト1位を記録
参考:『Why Sleep Matters: Quantifying the Economic Costs of Insufficient Sleep』を基に神山が作成。額では米国が突出しているが、対GDP比では日本の損失が最大。(1ドル108円で計算すると約15兆円)
睡眠不足が感情のコントロールをできなくする
当院に訪れる患者さんも、やはり本来「睡眠」にあてるべき時間を、別のことに費やしているケースが少なくありません。
「仕事中に居眠りをしてしまう」「意図せず、突然寝落ちして困っている」という患者さんにお話を伺うと、連日の睡眠時間は4〜5時間程度、特別な疾患の場合もありますが、その多くは睡眠不足症候群*です。
だからと言って患者さんに「それは寝不足ですね」などと申し上げると、大変なことになります。
「4〜5時間は寝ているのだから、寝不足のわけがない」と怒鳴られたり、「短い睡眠時間でなんとかしたいから、こうして相談に来たんじゃないか」と仰る方もいたりします。
この反応は、寝不足がもたらした「当然の結果」と言えるでしょう。
睡眠不足は、理性をつかさどる「前頭前野*」に影響することが分かっています。
前頭前野の機能が低下すると、頭は働かず感情が乱高下し、不安な気持ちが付きまといます。すでに感情を十分にコントロールできる状態ではないのです。
これこそが、睡眠不足を認められない理由の一つだと考えられます。
この状態で患者さんに納得いただくのは容易ではありません。
当院では何度か来院いただき、「睡眠日誌*」をつけることで、ご自身の睡眠時間と眠気の関係を改めて見ていただくようにしています。
続けることで自分の身体と向き合い、結果的に「私は7時間寝ると大丈夫なようですね」と、ご自身の口から結論を導き出すことができるようになるのです。
「そんなこと?」と思うかもしれませんが、同じ悩みで来院されるほとんどの患者さんの問題を解決する立派な方法です。
日々の生活で感じる心身の不調に対して、原因ばかりを探そうとしていませんか?
「もしかすると、私の感情は睡眠不足により、すでに正常にコントロールできていないのかもしれない。」と、根本に立ち返って考えてみましょう。
【注釈】
*睡眠不足症候群…慢性の睡眠不足のため、日中に過眠が出現する状態。
*前頭前野…脳にある前頭葉の前側の領域で、思考や創造性を担う脳の最高中枢であると考えられている。
*睡眠日誌…自身が眠った時間を黒く塗りつぶし、睡眠時間を可視化する認知行動療法として使用している。
*イメージ画像1(前頭前野)、イメージ画像2(睡眠日誌)
身体の欲求に応える努力こそ、最適な睡眠改善方法
「睡眠時間は90分の倍数にすべし*」「お肌に大切な成長ホルモン分泌にはゴールデンタイムがある*」など、都市伝説のように拡散されるなかで翻弄されてはいないでしょうか?
90分伝説に縛られて、あと1時間余裕があるのに睡眠を切り上げてしまったり、ゴールデンタイムに縛られて、時間内に寝ていれさえすれば良いと、遅寝に甘んじたりする方もいます。
ノンレム睡眠とレム睡眠のセット周期がおおむね90分であることから生まれた「90分伝説」ですが、一晩の睡眠の周期は、前半、中盤、後半で変わり、一晩中いつも90分周期なわけではありません。
成長ホルモンは入眠後60~90分後に大量に分泌されますが、決まった時刻に分泌される(時刻依存性)ということではないのです。
睡眠に関する研究も随分と進み、研究成果を踏まえた新しい薬も登場していますが、睡眠には、まだまだ分かっていないことがたくさんあります。
多くの方に絶対に効果のある方法は分かっていないのです。
ではどうしたらいいのでしょうか?
私は「あなた自身の身体の声に耳を傾けては?」と考えています。
忘れてはいけないのは、「人間は個体差が合って当然」ということ。
大切なのは、「自分の身体と対話し、身体の欲求にこたえる努力をすること」です。
例えば、「寝る前に熱いお風呂に入るべきではない」という話をよく聞きますよね。
寝る前に熱いお風呂に入ると、交感神経が刺激されるとともに、体温が上がってしまいます。
入眠に際しては交感神経の興奮は逆効果ですので、睡眠学会理事としての立場で申し上げると、「入眠前のお風呂はぬるめがおすすめ」という結論になります。
しかし「寝る前に熱い風呂に入らないと眠れない」と仰る方に、寝る前のお風呂をぬるめにしましょう」などというアドバイスをしたりはしません。
ご自身の長年の習慣は、もっと大切にしてあげて良いのです。
あなたの身体が「まだ寝たい」と要求するのならば、一般常識や都市伝説のような情報に翻弄されず、寝かせてあげるべきなのです。
自分の身体ときちんと対話し、「どのような時間配分や行動があなたにとって心地良い睡眠をもたらしてくれるのか」を探す努力を心掛ければ、あなたの眠りはより良い方向へと向かっていくことでしょう。
【注釈】
*90分伝説…睡眠時間を90分おきに設定するとすっきりと起きられるという説
*お肌のゴールデンタイム…夜10時から深夜2時の間に寝ることで、肌に良い成長ホルモンが分泌されるという説
理想の睡眠を支えるLIMNEのマットレス
理想の睡眠を叶えるうえで欠かせないのが、眠りのパートナーである「寝具」の存在。
私が考える理想のマットレスは、「どんな姿勢で寝ても、身体のどこにも”違和感”を感じない」ものです。
私の場合は、長年腰に不調を抱えていたので、それらから解放される寝具を求めてきました。
私は寝具の専門家ではありませんから、これまで、自分に合うマットレスを探して広大な展示場に足を運んだり、時には100万円近いマットレスに横になってみたりしながら寝具を選んできました。
それらのマットレスはどれも高級ホテルのような厚みがあり、見た目も美しかったのですが、私が抱える悩みの改善には直接つながってくれませんでした。
そんななか、出会ったのがLIMNE the Mattress。
インターネットでの注文は私にとって初めての体験でした。
マットレスと言えば、大きくて重たくて、これまでも買い替えるのに苦労してきました。
しかし、LIMNE the Mattressが到着した時、その梱包の小ささに衝撃を受けました。
開封すると自然に膨らんですぐに元の大きさに戻り、革新的な技術の進化を感じさせられます。
これまで使用していたマットレスは比較的厚みがあるほうだったので、LIMNE the Mattressは大丈夫かと心配になりましたが、底付き感を全く感じず、厚みが減ったことで、むしろ部屋が広々と見えて驚きました。
マットレスにはカバーとは別に、プレゼントでボックスシーツが付属されているのですが、この肌ざわりが、今までに感じたことのない「すべすべの質感」で気に入っています。
カバーと交互に使うこともできて、清潔に長く使ってほしいという企業の心遣いを感じました。
マットレスも枕も布団も、上品なグレーで統一されており、寝具を替えただけで寝室の雰囲気が変わります。
思わず模様替えに踏み切ってしまいたくなるほど、デザインへの強いこだわりを感じました。
そして、心配していた腰の痛みですが、翌朝目覚めて驚かされました。
それまで悩んでいた腰回りの張りから解放されて、晴れやかな気持ちで朝を迎えたのは久しぶりです。
LIMNE the Mattressは異なる役割のウレタンを重ねた3層構造。
柔らかく身体を包み込んでくれるのに、底からしっかりと支えてくれる不思議な感覚を味わうことができるでしょう。
人間は寝ている間に何度も寝返りや寝姿勢の変化を繰り返します。
その時に枕が頭からずれてしまったり、枕の高さに違和感を感じて目が覚めたりしてしまうのは、もったいないことです。
しかし、LIMNE the Pillowを合わせて使用することで、その心配も不要となりました。
LIMNE the Mattressとの相性を考えて開発されたLIMNE the Pillowは、睡眠中にずれにくく、頭から肩にかけてサポートしてくれます。
横幅が広めに設定してあり、横向きでも枕の位置を変える必要はありませんでした。
また、私の妻は肩関節周囲炎でかなり悩んでおり、これまで硬い枕に肩が当たることが気になって、位置合わせに苦労していました。
LIMNE the Pillowには、寝返りをスムーズに促す溝加工が入っていて、LIMNE the Mattressと一緒に使うことで、身体が自然に馴染んで、肩が枕に当たる感じがしません。
痛みがなく、寝るのが怖くなくなったと喜んでいます。
もちろん、私とあなたの身体は違いますから、解決したい悩みや不安を抱えている場所も違うでしょう。
LIMNE the Mattressには返金保証がありますので、店舗で商品を試せないことに抵抗がある方でも安心できると思いました。
マットレスを替えると、見える景色が変わるからでしょうか、これまでできなかったことに挑戦したいという気持ちが湧いてきます。
例えば私は、LIMNE the Mattressがやってきて数日後には部屋を大改造して、憧れだった趣味の部屋を完成させてしまいました。
忙しい生活のなかでも自分に癒しを与えてくれる空間を作ることができて、毎日の生活がより豊かになったことを実感しています。
気分が見違えるのは、良い眠りのせいもあるはずです。
睡眠学会理事として、一ユーザーとしても、LIMNE the Mattressはおすすめしたいマットレスです。
プロフィール
星子クリニック 星子 尚美先生 |
■略歴
東京女子医科大学医学部 卒業
熊本大学医学部大学院 卒業
星子クリニック院長
・日本医学放射線学会会員
・日本臨床抗老化医学認定医
・米国ISNF公式認定サプリメントアドバイザー
・アンチエイジング統合医療認定医
・メディカルアロマドクター認定医
全人的医療を目指した、自由診療のみのクリニックを開業。
がん、生活習慣病などの難病に苦しむ患者の治療と予防医学を行っている。
食事療法をはじめとし、腸内洗浄や水素療法、免疫療法などの最先端医療を駆使し、一般的な病院やクリニックとは一線を画すスタイルで治療を行っている。
■主な著書
・腸のことだけ考える
・未来の子供たちへ
・腸を元気にすると人生が変わる
・メディカルアロマ教本
生活習慣病もがんも睡眠不足が招いている
世界中に眠らない動物はいません。
本来であれば人間も、一日の時間の流れに従って、自然に眠れるのが一番良いことは言うまでもありませんが、ライフススタイルが多様化するなかで、睡眠に悩む人は増加傾向にあります。
なかでも現代の日本人は睡眠時間が短く、自然の力では解決することができずに、睡眠薬に頼っている方もとても多いのが現状です。
日本人の相対的健康者のうち、「未病」と呼ばれる半健康者の割合は84.8%を占めています。
その未病のうち一番多い症状は「不眠」であり、2位以降の割合よりも圧倒的に多いです。
睡眠障害は、アルツハイマー病など、様々な病気を引き起こし、皆さんがよく知る「がん」も、不眠が影響することが分かっています。
がんはストレスが原因だと言われていますが、ストレスが溜まると交感神経が優位になり「不眠」に陥ります。
その結果「活性酸素」が増えてDNAが損傷を起こし、がんの原因になることが考えられるのです。
「不眠」は、皆さんが思っている以上に、生活習慣病や大病に深く関わっていることを理解しましょう。
反対に、「良い睡眠」をとることができれば、体の免疫力は高まります。
睡眠環境を見直して、ウイルスに強い身体づくりを始めましょう。
初めて出会った「寝落ち」にこだわった寝具
当院では、熟睡できない、短時間しか眠れないという患者様の相談も多く、睡眠の大切さをお話しする機会も少なくありません。
私自身も、日々様々な方法を模索するなかで、今回「寝落ち」と「熟睡度」にこだわった寝具というものに初めて出会いました。
快適な睡眠には、必要な要素が様々ありますが、LIMNEの寝具は、いくつかの点でそれを実現していると思います。
肌ざわりやマットレスの反発具合など、寝落ちや熟睡をするうえで、物理的に設計可能な工夫が随所に施されていました。
私も実際に使用しているのですが、柔らかすぎず、硬すぎず、ふかふかしているのに沈み込みすぎない。
不思議なくらいに、ちょうどいい具合に体がフィットする感覚があります。
心地良くフィットすると、体のストレスがなく、宙に浮いたような感覚になります。
また、血流も良くなり、ストレスフリーで眠ることができました。
横に寝返りしてもそのフィット感は変わらず、スムーズに「眠りに誘われる」という感覚がありました。
今までにない感覚の素晴らしいマットレスだと思います。毎晩寝るのが楽しみです。