マットレスに寿命はある?長く使うためのお手入れの仕方と買い替え時の見極め方
ベッドマットレスは、素材によって寝心地や寿命が違ってきます。どんな素材にも耐用年数があり、寿命を過ぎたマットレスを使い続けると寝心地が悪くなるだけでなく、体に悪影響を及ぼしかねません。
そこで、この記事ではマットレスの寿命を知る目安や、買い替えのタイミングが分かるポイントをまとめました。
また、マットレスを長持ちさせるためのお手入れ方法や、おすすめのマットレス、マットレスカバーについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
マットレスの寿命はどのくらい?
今お使いのベッドマットレスは、何年くらい使用していますか?
長く使っている方は、もしかするとすでに寿命を迎えているかもしれません。ここでは、マットレスの寿命について詳しく紹介します。
マットレスの寿命
マットレスの寿命は、一般的に8年程度とされていますが、素材や形状によって異なります。また、日頃のお手入れによって長持ちさせることも可能です。
劣化したマットレスを使用した場合のデメリットは、不自然な寝姿になって体にゆがみが生じる、睡眠中に頻繁に寝返りをうったり、寝付きが悪かったりする、クッション性がなくなり体重のかかりやすい腰やお尻部分が沈み込んでしまう、起床時に腰痛や肩こりなどの痛みを感じるなど、多数挙げられます。
毎日使っていると気づきにくいかもしれませんが、マットレスが劣化すると体調不良を引き起こすことがあるため、寿命を過ぎたまま使い続けることは良くありません。
マットレスの寿命を判断するチェックポイント
購入時より柔らかくなり、体が不自然に沈んで眠りにくい場合は、マットレスの凹みやヘタリ具合を確認してみましょう。凹みを放置すると就寝中の体勢が不自然に折れ曲がり、寝心地が悪くなる、あるいは寝不足の原因になります。
もし寝ている時にきしむ音がする場合は、マットレスの中のスプリング(バネ)が劣化して寿命を迎えている可能性があるので、買い替えの検討が必要です。また、スプリングが体に当たる、硬くなっている場合も寿命の目安になります。
ほかにも、マットレスが汚れている、生地が破れている、カビが生えているというようなケースも、見た目が悪いだけでなく、汗の吸水機能が損なわれたり、不衛生な状態になっているため、買い替えの検討が必要です。
特にマットレスにカビが発生すると完全に除去するのは難しく、アレルギー性鼻炎や喘息の原因になるので注意が必要です。
生地が破れている場合は、マットレスと触れるベッドフレームや床板の劣化が原因で起こることもあるため、同時に確認しておきましょう。
マットレスの寿命を延ばす方法
日頃からマットレスを適切にお手入れすることで、寿命を延ばすことができます。
ここでは、日頃やっておきたいお手入れ方法を紹介します。
マットレスの通気性を高める
マットレスの湿気を取り除くことで、へたりやカビの発生を予防できます。定期的に布団とカバーをはずし、立てかけて陰干しましょう。
また、3カ月に1回のペースでマットレスをひっくり返し、上下や裏表を変え、ローテーションして使うことで、同じ部分が沈み込むことを防げます。
それと、買い替える際は、通気性の高い素材のマットレスを選ぶのもおすすめです。
掃除機でマットレスの汚れを取る
いくらマットレスカバーを清潔に保っていたとしても、寝具には見えないチリやほこりが付着しているため、定期的に掃除機をかけることをおすすめします。
寝具用の掃除機も販売されており、例えば、ダニの死骸やホコリに反応してUV除菌できる機能を持ったものもあるので、購入を検討しても良いでしょう。
シーツやマットレスカバーを清潔に保つ
マットレスと直接触れるシーツやマットレスカバー、ベッドパッドはこまめに洗いましょう。体の皮脂や古い角質などの汚れを取り除き、雑菌の繁殖を防げるので、一般的には、1週間に1度洗うと良いとされています。
ただし、そのまま洗濯機に入れると中でねじれたり、ほかの洗濯物と絡まって生地が傷んだりしてしまうことがあるため、ネットに入れて、優しく洗えるモードで洗濯するのがおすすめです。
マットレスの買い替え時のポイント
マットレスを新調するときは、自分に合う良い物を選ぶ絶好の機会です。体形の変化によって、これまでと違うマットレスのほうが合うということもあります。
ここでは、これから買い替えを検討されている方に、選び方のポイントを解説します。
種類
マットレスには「フォームマットレス」「ボンネルコイルマットレス」「ポケットコイルマットレス」など、さまざまな種類があります。
フォームマットレスは素材にウレタンなどを用いているもので、高反発や低反発など、さまざまな寝心地のタイプがあります。
ボンネルコイルマットレスは、渦巻き状のコイルを縦・横で連結させたもので、面で体を支える構造になっているため、寝心地は硬さを感じる場合があります。
ポケットコイルマットレスは、それぞれのコイルが独立して配置されているタイプで、体を点で支える構造になっているため、揺れが伝わりにくいのが特徴です。
それぞれの特徴を知り、自分の好みの寝心地のマットレスを選ぶと良いでしょう。
弾力性
弾力性(=反発弾性)は、快適に寝るうえで大切な要素です。適度にマットレスに沈み込んだ体が、正しい寝姿勢のまま崩れないようサポートしたり、スムーズな寝返りを促したりする役割を持ちます。
スプリングマットレスの場合は、詰め物に使われているウレタンフォームやラテックス、綿の素材により弾力性が変わってきます。
ノンコイルマットレスの場合は、ウレタンやラテックスの反発弾性がそのまま直接に寝心地に影響してきます。
高さ
マットレスの高さ(厚み)についてですが、これは寝心地や手入れのしやすさ、予算などによって選ぶべきものが変わってくるので、どれがおすすめとは一概には言えません。
低い(薄い)ものだと運びやすいのでお手入れはしやすいものの、体重が重いと底付き感を感じるし、逆に高い(厚い)とその点はカバーできても、重くて手入れしにくいというデメリットもあります。
寝心地もそれぞれ異なるので、実際に試用して見て、自分に合ったものを選ぶのがおすすめです。
耐久性
耐久性についてですが、高密度で作られた素材であるほうが品質としては優れています。
製品表示ラベルを確認すると、復元率、密度といった項目があるので、確認してみてください。
復元率とは、押しつぶしてどれくらい戻るかを表したもので、100%に近いほど耐久性が高いです。
密度はクッション材のウレタン密度を表したもので、10Dや20Dのような表記になっています。この数字が大きいほど密度が高く、耐久性が良いということになります。
サイズ
マットレスのサイズには「シングル」「セミダブル」「ダブル」「クイーン」「キング」があります。体の大きさ、寝返りのしやすさ、使用人数を基に検討しましょう。
ちょっとした寝返りができれば十分という方はシングル、体格が良く腕を広げたい、大きく寝返りをしたい場合はセミダブルがおすすめです。
長く使える快眠のパートナー・LIMNEのマットレスとカバー
新しいマットレスへ買い替えを検討されている方のために、LIMNEが販売する商品についての特徴やお手入れの仕方をご紹介します。
LIMNE the Mattress
一般的にマットレスはウレタンだけでは硬すぎる、あるいは底つき感があることが多いのですが、LIMNEのマットレスは硬さの異なる特殊素材なウレタンを使用した3層構造でできており、それぞれの層にこだわりの加工が施されています。
上の層は通気性や肌触りを重視した素材で、真ん中の層は体があたる3カ所に横溝を採用し、適度に体を沈みこませることで自然に最適な寝姿勢をキープして、腰痛が起こりにくいように計算されています。
そして、下の層には硬めのウレタンを採用し、湿気を逃がすための溝がしっかり入っているのが特徴です。
サイズは、シングル(幅97cm)、ダブル(幅120cm)、セミダブル(幅140cm)の3種類。高さは全サイズ22cmで共通です。素材にコイルを使用していないので、女性一人でも持ち上げられる軽さを実現しています。
付属のマットレスカバーや、マットレスカバーの上に掛けるボックスシーツは、取り外して洗濯機で丸洗いOKなので、小まめに洗えていつも清潔に使うことができます。
LIMNE×A.A.THマットレスカバー
「LIMNE」と「A.A.TH」が共同開発したマットレスカバーは、健康の正常化をはかるA.A.THという繊維で作られています。このA.A.THは実際にアスリートのリカバリーウェアとしても注目を集めています。
この素材を使うことで、疲労の原因である乳酸値の低下を促して身体に負担を残さないので、生活習慣で蓄積された疲れを感じやすい方におすすめです。
サイズは、シングル、セミダブル、ダブルの3種類を展開しており、マット厚10cmから24cmに対応しているため、LIMNEのマットレスだけでなく、幅広いメーカーのものに使うことができます
お手入れは、ご家庭で丸洗いが可能です。洗濯しても効果は変わりませんがが、生地の劣化を防ぐために、洗濯ネットのご使用をおすすめします。
自分に合ったマットレスを選びとお手入れが、快適な睡眠につながる
マットレスの寿命や、長持ちさせるお手入れ方法を紹介しました。もし寿命を迎えている場合は、寝つきを悪くし、健康にも害を及ぼす可能性があるので、買い替えを検討してみましょう。
その際はご紹介した、LIMNEのマットレスやマットレスカバーを、ぜひ候補の一つとしてご検討ください。あなたの睡眠の質を上げる、おすすめの商品となっています。
また、マットレスを少しでも長く使用するために、日々のメンテナンスもぜひ行ってみてください。それが快適な睡眠につながります。
ただやわらかいだけじゃない。身体への負担も軽減する、まるでマシュマロの上で眠るようなマットレスです。