【高反発vs低反発】ウレタンマットレスはどうやって選べばいい?
- マットレスにはいろいろな種類があるけど、ウレタンマットレスってどうなの?
- 高反発と低反発、どちらを選べばいいの?
このような疑問に思っている方へ、ウレタンマットレスのメリットとデメリット、自分に合ったものの選び方をご紹介します。
寝具選びは良質な睡眠を手に入れるためには必要不可欠で、日々の美容や健康にも影響してくるので、自分に合ったものを選ぶ必要があります。
ぜひ、この記事を読んでウレタンマットレス選びの参考にしてください。
ウレタンマットレスの特徴とメリット・デメリット
まず、ウレタンマットレスとはどういったものなのか。その特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
ウレタンマットレスとは
ウレタンマットレスの素材となっているウレタンは、「ウレタンフォーム」「ポリウレタンフォーム」とも呼ばれます。ただし、一般的には“ウレタン”と略して呼ばれることが多いです。
ソファーや椅子のクッション材として使用されており、気泡の形状や大きさで用途が分かれています。
マットレスはベッドの上や敷き布団の下などに敷く寝具のことで、「スプリング(コイル)タイプ」と「ノンスプリング(ノンコイル)タイプ」の2種類があります。
ウレタンマットレスは、ウレタン素材を使用した、バネを使わないノンスプリング(ノンコイル)マットレスの一種で、ほかにも樹脂製やラテックス製などがあります。
また、ウレタンマットレスは体のラインに沿って沈み込むため、フィット性に優れており、その沈み具合が異なる「高反発タイプ(高反発弾性フォーム)」と「低反発タイプ(低反発弾性フォーム)」に分けられ、それぞれの違いは以下のとおりです。
- 高反発タイプ:反発力(元の形に戻ろうとする力)が強く、低反発タイプに比べて沈みにくい
- 低反発タイプ:形状記憶の技術が用いられており、体を包み込みように沈む
区別の基準として、低反発は一般フォームと比較して、反発弾性率が15%未満のものとされています。
ウレタンマットレスのメリット・デメリット
では、高反発タイプと低反発タイプのウレタンマットレス、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。
高反発ウレタンマットレスのメリットは、低反発タイプと比べて寝心地が硬めで身体が沈みにくいので、寝返りを打ちやすく、通気性が良いことが挙げられます。
自然な寝姿勢が保てるため、腰痛がある人や体の負担を軽減したい人には向いています。
しかし、体が沈みにくいということは素材が硬めなので、体重が軽い人が使用すると十分に沈み込まず、フィット感が悪くなる場合があります。
また、あまりにも硬すぎるマットレスを使用していると、体圧が偏り、体の負担となるケースがあるので注意が必要です。
低反発ウレタンマットレスのメリットは、柔らかいので、包み込まれるような寝心地を得られる点、保湿性があるので、冷え性で寝つきが悪い人には向いている点が挙げられます。
また、高反発ウレタンマットレスと比べて軽いので、持ち運びしやすい点もメリットでしょう。
デメリットは、メリットで述べた「保湿性が高い」こと。つまり通気性が悪いということなので、蒸れやすく暑い日などは寝苦しさを感じる場合があります。
また、素材が柔らかく体が沈みやすいので、睡眠中に腰が沈み込んで腰痛の原因になるおそれがあります。
自分に合ったウレタンマットレスの選び方
ウレタンマットレスはノンスプリング(ノンコイル)マットレスの一種で、高反発と低反発があり、それぞれにメリットとデメリットがあることをご紹介しました。
では、実際に購入する場合は、どれを選べばいいのでしょうか?
自分の体に合った、ウレタンマットレスの選び方をご紹介します。
寝る体勢
寝る姿勢が、選ぶ際の基準の1つになります。
まず、仰向けやうつ伏せで眠ることが多い人は、高反発タイプがおすすめです。
仰向けやうつ伏せ時の理想の寝姿勢は、立ったときの状態に近い「背骨がS字になる状態」で、これが体への負担が軽いとされています。
低反発タイプだと、腰が沈みすぎて寝姿勢が悪くなる可能性があるので、仰向け、うつ伏せの人は硬めの高反発タイプを選ぶと良いでしょう。
横向きで寝る人は、低反発タイプがおすすめです。
横向きに寝たときに寝骨がまっすぐになるのが理想ですが、高反発マットレスだと硬さがあり、体が沈まないので、出っ張った肩と腰が圧迫され、背骨が曲がってしまいます。
当然、出っ張っている肩や腰にも負担が集中しやすいので、腰痛や肩こりの原因にもなります。
これが低反発マットレスであれば、肩と腰が沈んで背骨がまっすぐになりやすいので、体への負担が少なく、寝やすくなります。
使用期間
それぞれの耐久性も異なるので、予算や使用頻度を考慮して選ぶのも重要です。
高反発タイプは素材が固くへたりにくいため、寿命が長いのが特徴。低反発タイプは腰の部分(※マットレス中央付近)を中心に劣化しやすいので、高反発よりは買い替えのサイクルが早まります。
一般的に低反発マットレスの寿命は1年から5年、高反発マットレスの寿命は5年から長いもので7年前後が目安になります。
これも金額によってまちまちですが、2万円あたりのリーズナブルなマットレスだと3~5年程度が多く、より安価なものだと、さらに寿命は短くなります。
予算の都合もあると思いますが、劣化したままのマットレスを使用すると体への負担も増すので、具合を見て買い替えるのが良いでしょう。
ちなみに、買い替える際は古いマットレスを処分すると思いますが、扱いは粗大ゴミになります。費用は自治体によって異なるものの、1,000円~2,000円前後と考えればいいでしょう。
メンテナンス性
マットレスを長持ちさせるには、湿気を飛ばすなど、定期的に手入れを行う必要があります。
ずっと敷きっぱなしではカビやダニが発生することもあるので、衛生的にも気になります。
低反発タイプは、高反発タイプよりも比較的軽くて持ち運びしやすいので、風通しの良い場所に移動させる際や、掃除をする際には持ち運びの負担が少ない点はおすすめです。
ただし、ウレタンマットレスは日光に当てると劣化するおそれがあるので、天日干しは避けて、直接日の当たらないところに陰干しすると良いでしょう。
寝汗の量
寝汗をよくかく人は、高反発タイプのほうがおすすめです。
低反発タイプは通気性が悪く熱がこもりやすいため、寝汗が多いと蒸れて、寝苦しさを感じるかもしれません。
また、ウレタンマットレスはスプリングマットレスに比べて通気性が悪いため、マットレスに汗が蓄積し、カビが発生しやすくなる可能性があります。
高反発・低反発にかかわらず、使用時にはベッドパッドやマットレスカバーを敷くなどの対策を行うと良いでしょう。
LIMNEの高品質ウレタンマットレスの特徴と、一緒に使いたいマットレスカバー
ここでは、LIMNEの高品質ウレタンマットレスの特徴と、セットでおすすめしたいマットレスカバーをご紹介します。
LIMNEが開発した高品質ウレタンマットレスの特徴
LIMNEのウレタンマットレス(LIMNE the Mattress)は3層構造になっております。
一番上の層は厚み2.5cmの特殊素材ウレタンで、中材は独自ウレタン素材を使用。通常素材の約1.47倍の通気性があり、ふわふわとした全体を包み込んでくれる質感が特徴です。
真ん中の層は中材に高反発ウレタンを使用し、体の凹凸に合わせ溝の深さを変えています。「肩」「お尻」「ふくらはぎ~かかと」の3カ所には横溝を採用し、快適な眠りにこだわっています。
一番下の層は上位2層の機能を十分に発揮させるための土台として、硬めの特殊高硬度ウレタンを採用。下面に溝が入っていて、通気性を確保しているため、湿気対策も万全です。
このような3層構造により、正しい寝姿勢や寝返りへ導き、適度な体圧分散で体への負荷を軽減することができます。
頭部・肩部には最も圧力がかかるために深い溝加工を、尻部には一定のバランスで溝加工を、ふくらはぎからかかとまでは滑らかな傾斜を施した溝加工を施し、人間にとって最適と言われる寝姿勢(立ったままの状態の再現)を実現しています。
また、高い通気性を誇るため、厚さによる寝苦しさを軽減するとともに、蒸れによるカビの防止にも有効です。
サイズは以下の3つがあり、睡眠環境に応じてお選びいただけます。
- 縦195 cm × 横 97 cm × 高さ 22 cm(シングルサイズ)
- 縦195 cm × 横 120 cm × 高さ 22 cm(セミダブルサイズ)
- 縦195 cm × 横 140 cm × 高さ 22 cm(ダブルサイズ)
ウレタンマットレスと一緒に使用したい、おすすめのマットレスカバー
特殊素材の風合い、心地よい滑らかな弾力性を維持するため、生地にレーヨン素材を含ませています。
カバー側面と底面には通気性を考慮したメッシュ素材を使用することで、マットレス全体の空気の通り道を築いています。
マットレスカバーはファスナーで取り外しができ、洗濯機で洗濯が可能なので、衛生面も安心です。
自分に合ったウレタンマットレスで、快適な睡眠を手に入れよう
ウレタンマットレスのメリット・デメリット、選び方についてご紹介しました。
良質な睡眠は美容や健康に直結するため、自分に合った寝具を選ぶことが大切です。
ウレタンマットレスを選ぶ際は、自分の寝姿勢や腰痛の有無などを考慮して、最適な種類のものを選びましょう。
上記でご紹介したLIMNEのウレタンマットレスは、体圧分散や通気性を考慮して作られているので、マットレス選びに迷っている人にはぜひ試していただきたいです。
ただやわらかいだけじゃない。身体への負担も軽減する、まるでマシュマロの上で眠るようなマットレスです。